ミックスあるあるミス 初級~中級編 パート2
ミックスあるあるミス
初級~中級編パート2のはじまりで~す。
■プリフェーダーとポストフェーダーを理解できていない。
あなたが今いじってるフェーダーはプリフェーダー?
それともポストフェーダーですか? エフェクターって
突っ込む音量で効果が全然違います。(だから書籍等に
掲載されているパラメーターはあくまで参考でしかない)
コンプ系なんかは特に効果が違います。
例えばプリフェーダーの場合、フェーダーで音量が
決められた後にエフェクトがかかります。
ポストフェーダーの場合はエフェクトがかかった後に
音量を操作していることになります。
扱っているフェーダーがプリフェーダーということを
理解せずに音量を下げた場合に・・・音が小さく
なったせいで、その後に掛かっているコンプの
スレッショルド値に音量が達しなくなって
コンプの効果がなくなった~・・・(でも気が付かねー)
てなことが起こり得ます。
コンプならまだ良い(良くないけど・・)。ゲート
なんかだとフェーダーいじったために特定の箇所、
下手するとパート全部消えるようなこともある。
気をつけよう!
Busに送っている場合なんかはあるトラックに対しては
ポストフェーダーであり、別のトラックに対しては
プリフェーダーなんてこともあります。
同じエフェクトでもフェーダー前に置くか後ろに
置くかで全然効果が違います。
文章だけだと分かり辛いと思うので図を作成してみました。
■いきなり全波形ノーマライズ・・
たまに全波形をノーマライズしてからミックス作業を
始める人を見かけます。何でそんなことをするんだ!?
・・と疑問に思ったんですが、とある書籍にそういうことが
記載されていたんですね。ちなみに著者はコンピュータ
畑の人で音楽専門の人ではありませんでした。
私としましては、よほど必要だという特別な事情が
ない限り、いきなり波形をノーマライズすることは
お勧めしません。
通常よくあるノーマライズは波形のピークを0dB付近
にまで持っていくもの。各波形のピークの値は
バラバラなのため、それぞれをノーマライズして
しまったら持ち上がる音量もバラバラになってしまいます。
文章だけだと分かり辛いと思うので図を作成してみました。
ノーマライズしたら音量がバラバラになるという意味を
分かって頂けましたでしょうか?
そんな事になったら各波形の間のバランス取るとこからやり直しです。
フェーダーがむちゃくちゃになります。(><)
1トラックに複数の波形があった場合は・・・ぞっ。
結果・・それまである程度バランスがとれて聞こえていたものが
音量がバラバラに!なんてことになりかねません。
そこまでして波形をノーマライズをするメリットはありません。
またノーマライズは正数倍でなければ理論的に
音が変化します。聞き取れるかどうかは別として。
(ディザで音が変わるのと同じ)。そして
波形の非可逆な破壊編集です。信用度から考えても
可能ならDAW内部で調整することをお勧めします。
まあ何か事情があれば良いですが・・・
ちなみに0dBでノーマライズしちゃうと再生環境によっては
音割れしちゃいますよ~。意図的に歪ませるとかで
なければ-0.1dBとかにしときましょう。
余談になりますが、RMS(音圧)値でノーマライズできる
ソフトもあります。ただし、これは同じ値でも
ソフトによって効果がバラバラです。
(等ラウドネス補正があるものやないもの、補正が
あっても補正の入り方が違う等)
しっかり目的を明確にして特性を理解して利用しましょう。
以上、ミックスあるあるミス初級~中級編 パート2でした。
過去ミックスあるあるミス
・初級編
・初級~中級編 パート1
(written by ちゃぷP)
初級~中級編パート2のはじまりで~す。
■プリフェーダーとポストフェーダーを理解できていない。
あなたが今いじってるフェーダーはプリフェーダー?
それともポストフェーダーですか? エフェクターって
突っ込む音量で効果が全然違います。(だから書籍等に
掲載されているパラメーターはあくまで参考でしかない)
コンプ系なんかは特に効果が違います。
例えばプリフェーダーの場合、フェーダーで音量が
決められた後にエフェクトがかかります。
ポストフェーダーの場合はエフェクトがかかった後に
音量を操作していることになります。
扱っているフェーダーがプリフェーダーということを
理解せずに音量を下げた場合に・・・音が小さく
なったせいで、その後に掛かっているコンプの
スレッショルド値に音量が達しなくなって
コンプの効果がなくなった~・・・(でも気が付かねー)
てなことが起こり得ます。
コンプならまだ良い(良くないけど・・)。ゲート
なんかだとフェーダーいじったために特定の箇所、
下手するとパート全部消えるようなこともある。
気をつけよう!
Busに送っている場合なんかはあるトラックに対しては
ポストフェーダーであり、別のトラックに対しては
プリフェーダーなんてこともあります。
同じエフェクトでもフェーダー前に置くか後ろに
置くかで全然効果が違います。
文章だけだと分かり辛いと思うので図を作成してみました。
■いきなり全波形ノーマライズ・・
たまに全波形をノーマライズしてからミックス作業を
始める人を見かけます。何でそんなことをするんだ!?
・・と疑問に思ったんですが、とある書籍にそういうことが
記載されていたんですね。ちなみに著者はコンピュータ
畑の人で音楽専門の人ではありませんでした。
私としましては、よほど必要だという特別な事情が
ない限り、いきなり波形をノーマライズすることは
お勧めしません。
通常よくあるノーマライズは波形のピークを0dB付近
にまで持っていくもの。各波形のピークの値は
バラバラなのため、それぞれをノーマライズして
しまったら持ち上がる音量もバラバラになってしまいます。
文章だけだと分かり辛いと思うので図を作成してみました。
ノーマライズしたら音量がバラバラになるという意味を
分かって頂けましたでしょうか?
そんな事になったら各波形の間のバランス取るとこからやり直しです。
フェーダーがむちゃくちゃになります。(><)
1トラックに複数の波形があった場合は・・・ぞっ。
結果・・それまである程度バランスがとれて聞こえていたものが
音量がバラバラに!なんてことになりかねません。
そこまでして波形をノーマライズをするメリットはありません。
またノーマライズは正数倍でなければ理論的に
音が変化します。聞き取れるかどうかは別として。
(ディザで音が変わるのと同じ)。そして
波形の非可逆な破壊編集です。信用度から考えても
可能ならDAW内部で調整することをお勧めします。
まあ何か事情があれば良いですが・・・
ちなみに0dBでノーマライズしちゃうと再生環境によっては
音割れしちゃいますよ~。意図的に歪ませるとかで
なければ-0.1dBとかにしときましょう。
余談になりますが、RMS(音圧)値でノーマライズできる
ソフトもあります。ただし、これは同じ値でも
ソフトによって効果がバラバラです。
(等ラウドネス補正があるものやないもの、補正が
あっても補正の入り方が違う等)
しっかり目的を明確にして特性を理解して利用しましょう。
以上、ミックスあるあるミス初級~中級編 パート2でした。
過去ミックスあるあるミス
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・初級~中級編 パート1
(written by ちゃぷP)